包装学基礎講座
(3)ガラス容器の科学(ISBN: 978-4-931287-33-4)
第1章 ガラス容器の歴史
第2章 ガラス容器の製造
- 2.1 製造工程の概要
- 2.2 容器ガラス
- (1)ガラスとは
- (2)容器ガラスの組成
- 2.3ガラスの溶解
- (1)溶解窯
- (a)サイドポート窯
- (b)エンドポート窯
- (2)ガラス原料
- (a)主原料
- (a-1)桂砂(Si02
- (a-2)石灰石(CaC03)
- (a-3)ソーダ灰(Na2C03)
- (a-4)カレット
- (a-b)副原料
- (a-c)調合
- (3)溶解
- (a)ガラス化反応
- (b)窯内での熱移動とガラスの流れ
- (c)難溶成分の溶解性
- (d)清澄
- (1)溶解窯
- 2.4 成形
- (1)成形機
- (2)成形プロセス
- (3)成形中の熱移動
- (4)ガラスの粘性と成形
- (5)成形欠点
- 2.5 金型
- (1)金型の種類
- (2)金型の材質
- 2.6 徐冷
- (1)歪(残留応力)
- (2)歪の測定方法
- (3)徐冷方
- 2.7 検査
- (1)検査工程
- (2)検査(試験)項目
- (3)検杢機
- (a)びり検査
- (b)日内外径検査
- (c)胴部強度検査
- (d)底部強度検査
- (e)外観検査
- (4)型番認識
- 2.8 加工
- (1)デュアルコーティング
- (1-a)ホットエンドコーティング
- (1-b)コールドエンドコーティング
- (1-c)コーティングの評価方法と効果
- (2)ブルーム処理
- (3)印刷
- (a)セラミックインキ
- (b)スクリーン印刷
- (c)焼付
- (d)印刷の耐薬品性
- (1)デュアルコーティング
- (4)プラスチック・コーティング
- (a)プラスチック・コーティングの種類
- (a-1)飛散防止コーティング
- (a-2)強度維持(軽量化)コーティング
- (a-3)フロストコーティング
- (a-4)カラーコーティング
- (b)プラスチック・コーティングの材料と構成
- (c)コーティングプロセス
- (d)コーティングびんの性能および特徴
- (d-1)一般的性能
- (d-2)フロストコーティング
第3章 ガラス容器の品質
- 3.1ガラス容器の強度
- (1)容器ガラスの強度と破壊
- (2)ガラス強度の要因
- (a)傷
- (b)荷重時間
- (c)その他の要因
- (3)耐内圧力強度
- (a)容器形状と耐内圧力強度
- (b)丸びんの耐内圧力強度
- (c)耐内圧力強度規格
- (4)熱衝撃強度
- (5)機械衝撃強度
- (a)衝撃による発生応力の種類
- (b)衝撃試験方法
- (c)衝撃による発生応力のパターン
- (d)機械衝撃強度の例
- (6)ウォーターハンマー強度
- (a)ウォーターハンマー現象
- (b)ウォーターハンマー強度試験方法
- (c)ウォーターハンマー強度の因子
- (7)破びん診断法
- (a)破面の模様
- (a-1)破壊起点(オリジン)
- (a-2)鏡面
- (a-3)波紋
- (a-4)グレーエリア(grey area)
- (a-5)ハックルマーク(hackle mark)
- (a-6)ストライエーション(striation)
- (a-7)ドエルマーク(dwell mark)
- (b)破壊形態
- (b-1)内圧破壊形態
- (b-2)熱衝撃破壊形態
- (b-3)機械衝撃破壊形態
- (b-4)ウォーターハンマー破壊形態
- 3.2 化学的耐久性
- (1)水溶液によるガラス侵食のメカニズム
- (2)アルカリ溶出試験方法と規格
- (a)粉末法
- (b)表面法
- (c)アルカリ溶出量
- (3)食品衛生法による溶出試験方法と規格
- (4)フレークス
- (a)シリカリッチ層の剥離
- (b)ガラス片の剥離
- (c)内溶波起因
- (5)風化
- (6)ブルーム処理による化学的耐久性の向上
- (a)ブルーム処理によるガラス組成の変化
- (b)アルカリ溶出量の経時変化
- 3.3容器ガラスの色調
第4章 軽量化
- 4.1 軽量化指数
- 4.2 ワンウエイびんの軽量化
- 4.3 リターナブルびんの軽量化
- (1)厚膜ホットエンドコーティングによる軽量化
- (a)アルカリによる皮膜剥離のメカニズムとコーティング条件
- (b)厚膜HEC びんの強度
- (2)プラスチックコーティングによる軽量化
- (3)軽量化による効果
- (1)厚膜ホットエンドコーティングによる軽量化
第5章 ガラス容器と環境
- 5.1 カレット使用率の増加
5.2 エコロジーボトル
5.3 カレットの他用途利用
あとがき
参考文献
索 引