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シンポジウムのご案内

「循環型社会の実現に向けて-包装技術の現状と最新情報-」

プラスチック資源循環を一層促進する重要性が高まっている情勢の中、これまで以上にプラスチック使用製品の設計から廃棄物処理に至るまでのライフサイクル全般でより高い目標と行動が求められています。循環型社会の実現に向け、容器・包装においてこれまでもリデュース、リユース、リサイクルを実行しており、更に、再生材料・バイオ素材の活用、脱プラスチック、リサイクル性がより強く求められます。今回のシンポジウムでは、今春策定された成長志向型の資源自律経済戦略について解説いただき、あらためて3R、脱プラスチックにおける最新情報についてご講演いただきます。

担当幹事:高木雅広(エクサーチ)、上田有孝(旭化成ホームプロダクツ)、下村充(王子コンテナー)、児玉大輔(花王)

主催 :日本包装学会
協賛 : (公社)日本包装技術協会
後援 :(一社)日本食品包装協会、軟包装衛生協議会、(一社)日本接着学会、(公社)日本食品科学工学会
開催日:2024年2月20日(火) 10:00〜16:20
会場:きゅりあん 6F 大会議室
東京都品川区東大井5-18-1(JR大井町駅前) TEL:03-5479-4100

交通のごあんない :

JR・東急・りんかい線 大井町駅下車
駐車場がありませんので車でのご来場はご遠慮願います。

参加費:

維持会員15,000円(注1)、企業に属する個人会員12,000円、その他の個人会員及び学校・公的機関の会員7,000円、エキスパート会員 2,000円、学生2,000円、非会員20,000円(注2)をお振り込み下さい。
※参加費は全て税込価格です。

(注1)企業会員で1社2名以上申込まれた場合は、更に1名が無料になります。4名以上の場合は1名につき10,000円の追加で参加できます。
(注2)申込み時に会員登録(年会費8,000円)をしていただければ、個人会員として参加できます。


定 員:90名


振込先:

銀行名=みずほ銀行兜町支店
口座名=日本包装学会、普通 No. 1491899

※参加料の払い戻しはいたしません。代理の方の出席は差し支えありません。
※参加申込みの方には参加証を送付致しますので、当日受付にご提出下さい。
※会員・非会員・学生の種別を記入されない場合は、非会員扱いとさせていただきます。


申込先:

申込締切2024年2月9日(金) 先着順にて締切
HP申込みの方は下ボタンをクリックして申し込みください。
お問合せ先
日本包装学会 「第90回シンポジウム」 係
〒169-0073 東京都新宿区百人町 1-20-3 バラードハイム 703
TEL(03)5337-8717 FAX(03)5337-8718
メールアドレス: office@spstj.jp

プログラム:

10:00〜11:00 「日本の資源循環経済政策について」

経済産業省産業技術環境局資源循環経済課 総括補佐 吉川泰弘 氏

近年では、廃棄物問題や気候変動問題に加え、世界的な資源需要と地政学的なリスクの高まりといった資源制約の観点から、資源の効率的・循環的な利用と付加価値の最大化を図る、「サーキュラーエコノミー」への移行が喫緊の課題となってきています。これまで主に廃棄物処理や3Rの観点で進めてきた資源循環を、経済活動として進めていく意義が高まっており、本講演では、サーキュラーエコノミーの最新の動向についてご紹介します。

11:05〜12:05 「プラスチックの資源循環、最新動向を概観」

株式会社旭リサーチセンター 主幹研究員 石井由紀 氏

プラスチックの資源循環について最近の動向を概観します。(1)プラスチック資源循環に関する国の政策や国連の「プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際条約」策定に向けた議論、(2)プラスチック・リサイクルに関する企業の取り組み、(3)バイオマスプラスチックに関する企業の取り組み。

13:10〜14:10 「バイオマスナフサ、廃プラ分解油からの化学品・プラスチック製造」

三井化学株式会社 グリーンケミカル事業推進室
リサイクルグループグループリーダー 池永裕一 氏

サーキュラーエコノミーならびにカーボンニュートラルの実現に貢献する化学品・プラスチックが求められている。廃食用油由来のバイオマスナフサ、または廃プラスチックをケミカルリサイクルして得られる分解油を原料とする化学品・プラスチックの製造と、その管理手法としてのマスバランス方式について紹介する。

14:15〜15:15 「ポリエチレンモノマテリアル包装の開発と課題」

藤森工業株式会社 研究ライフサイエンス開発部 米山通徳 氏

包装産業、特にプラスチック素材を用いた包装業界では、気候変動への対応が喫緊の課題の一つである。資源循環に向けて様々な取り組みがなされており、その一端としてモノマテリアル包装の開発を進めている。開発の状況と課題について報告する。

15:20〜16:20 「紙素材を利用した容器包装 〜欧米の環境対応動向を参考に〜」

日本包装専士会 未来包装研究委員会 委員長 島田賢一 氏

容器包装の環境対応策として紙素材の利用が注目される。日本包装専士会の未来包装研究委員会は、紙製容器包装がサステナブルであるためには、古紙としてのリサイクル、植林と森林資源の適正管理が要点と考える。欧州での環境規制や生活者とのコミュニケーションなどを踏まえ解説する。


◆注意・禁止事項

※その他、申込方法の詳細につきましたては、日本包装学会ホームページ(https://www.spstj.jp/)をご覧下さい。
※本シンポジウムの個人情報の取り扱いについては、日本包装学会が定める個人情報保護方針に沿って適切に管理いたします。当学会HP(https://www.spstj.jp/privacy.html)「個人情報の保護について」をご覧ください。ご登録頂いた個人情報は本イベントの運営管理、次回開催(シンポジウム、年次大会)のご案内に使用させていただきます。