第89回シンポジウムのご案内
日本包装学会は、第89回シンポジウムを2023年11月10日(金)にオンラインで開催致します。
「医薬・化粧品包装のデザインと機能」
医薬・化粧品における容器包装の重要性は年々高まっており、それに伴い求められる機能はより一層高度なものになっています。また多様性の考え方が一般社会に広く浸透する中で、求められるデザインも日々変化しています。
本シンポジウムでは医薬・化粧品の容器包装を開発する上で重要になるポイントを、デザインと機能の観点から具体的事例も交えてご講演いただきます。
担当幹事:佐藤 祐樹(大正製薬)、小島 諭(藤森工業)、千田 詠介(アイデックス)
主催 :日本包装学会
協賛 :(公社)日本包装技術協会
後援 :(一社)日本食品包装協会、軟包装衛生協議会、(一社)日本接着学会、(公社)日本食品科学工学会
開催日:2023年11月10日(金) 10:00〜16:30 ※開催時間及び講演順は変更する場合がございます
会場:ウェブミーティング形式
参加費:
維持会員15,000円(注1)、企業に属する個人会員12,000円、その他の個人会員及び学校・公的機関の会員7,000円、エキスパート会員 2,000円、学生2,000円、非会員20,000円(注2)をお振り込み下さい。
(注1)企業会員で1社2名以上申込まれた場合は、更に1名が無料になります。4名以上の場合は1名につき10,000円の追加で参加できます。
(注2)申込み時に会員登録(年会費8,000円)をしていただければ、個人会員として参加できます。
定 員:90名
振込先:
銀行名=みずほ銀行兜町支店
口座名=日本包装学会、普通 No. 1491899
※参加料の払い戻しはいたしません。代理の方の出席は差し支えありません。
※参加申込みの方には参加のためのZoomウェビナー登録IDを後日お送りさせていただきます。
※ウェビナー参加に必要なデータをメールで連絡しますのでメールアドレスを必ずご記入ください。
※会員・非会員・学生の種別を記入されない場合は、非会員扱いとさせていただきます。
申込先:
お問合せ先
〒169-0073 東京都新宿区百人町 1-20-3 バラードハイム 703
TEL(03)5337-8717 FAX(03)5337-8718
メールアドレス: office@spstj.jp
プログラム:
10:00〜11:00 | 「ELIXIR エステティックエッセンス容器の開発」 |
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株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所 大西 貴子氏 ELIXIRエステティックエッセンスは目元や頬など全顔に使える肌のゆるみケア製品で、独自開発したマッサージローラー付き容器を採用している。マッサージローラーによって美容液を顔全体に塗り広げることで美容液の効果が最大限に発揮されることを狙って設計した。本講演では設計にあたり検討した内容について述べる。 |
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11:10〜12:10 | 「化粧品(医薬品)包装のデザインと機能」 |
パッケージコンサルタント 井上 隆氏 病気(疾病)の治療や改善及び緩和を目的とした医薬品と、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、若々しくすこやかさを保つことを目的とした化粧品、両業態に対して求められるデザイン要素や機能的保証の考え方などの違いを認識し今後のデザイン制作や品質保証を再考する機会にしたい。 |
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13:10〜14:10 | 「視覚障害と服薬支援デザイン」 |
大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 空間デザイン学科 緑内障や網膜色素変性などを原因とする中途視覚障害者は増加傾向にあり、そのうち65歳以上が70%を超えていることから、医薬品包装の更なる改善や服薬支援ツールの必要性が高まっている。視覚障害当事者や支援者への調査などを通して、円滑な服薬支援につながるデザイン創出のポイントや留意点について考える。 |
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14:20〜15:20 | 「包装におけるカラーユニバーサルデザインの重要性 -安全性に係わる情報アクセシビリティ-」 |
DICカラーデザイン株式会社 企画営業本部 カラーストラテジーグループ 医薬品、化粧品などの包装では、安全性に係わる表示や注意事項などがユーザーにきちんと伝わることが求められる。重要な情報には赤や黄色が多用されるが、色覚によっては目立って感じられず情報が伝わりにくい場合もある。色の見え方は、先天的な色覚特性の違いや加齢に伴う変化など様々である。誰もが安心して商品を使用できるよう、色覚多様性の知識から包装における色づかいの重要性まで、デザインに役立つ情報を紹介する。 |
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15:30〜16:30 | 「AI時代におけるデザイン思考の変化と今後」 |
工学院大学 工学部 機械システム工学科 コロナによるリモートワークによる働き方の導入、生成AIの登場など、デザインやデザイン教育に関して大きな影響をあたえる出来事が続いている。本講演では、デザイン思考の本質的な位置づけをのべるとともに、このような環境の変化における対応について、最近の研究事例の紹介や今後のあり方について紹介をおこないます。 |
◆注意・禁止事項
- 原則セミナー開始後の接続(入室)は、不正アクセス予防のため、ご遠慮願います。
- 集団受講(端末1台での複数名受講)はご遠慮願います。
- 非参加者が入手し得ない情報(本シンポジウムの招待URLやパスワード)を非参加者に開示・拡散することを禁止します。
- 発表者の承諾なしに、発表内容の録音・録画・スクリーンショットなどを含む無断撮影、およびそれらの無断転用、またはWeb上やSNSへの無断掲載を禁止します。
※シンポジウムの詳細については、日本包装学会ホームページ(https://www.spstj.jp/event/shinpo/index.html)をご覧下さい。
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