第84回シンポジウムのご案内
「新型コロナウイルスがもたらした包装と変革」
新型コロナウイルス感染症の世界的流行により我々の生活は一変しました。感染防止対策の意識が高まり、外出自粛や在宅ワークが定着化したことによりeコマース市場が拡大し、ワクチンや医薬品輸送によって物流の負担は更に大きくなりました。新型コロナウイルスによって包装が担う役割も変化してきている中、本シンポジウムでは感染症のメカニズムや対策、コロナ渦での海外パッケージング事例の比較、人間工学から基づいた使いやすい包装例などについてご講演いただきます。
担当幹事:千田 詠介(アイデックス)、岡本 大(藤森工業)、松本 桂子(大正製薬)、北澤 裕明(農研機構)
主催 :日本包装学会
協賛 : (公社)日本包装技術協会
後援 :(一社)日本食品包装協会、軟包装衛生協議会、(一社)日本接着学会、(公社)日本食品科学工学会
開催日:2021年11月18日(木) 11:00〜16:30
会場:ウェブミーティング形式
参加費:
維持会員15,000円(注1)、企業に属する個人会員12,000円、その他の個人会員及び学校・公的機関の会員7,000円、エキスパート会員 2,000円、学生2,000円、非会員20,000円(注2)をお振り込み下さい。
(注1)企業会員で1社2名以上申込まれた場合は、更に1名が無料になります。4名以上の場合は1名につき10,000円の追加で参加できます。
(注2)申込み時に会員登録(年会費8,000円)をしていただければ、個人会員として参加できます。
定 員:90名
振込先:
口座名=日本包装学会、普通 No. 1491899
※参加料の払い戻しはいたしません。代理の方の出席は差し支えありません。
※参加申込みの方には参加のためのZoomウェビナー登録IDを後日お送りさせていただきます。
※参加に必要なデータをメールで連絡しますのでメールアドレスを必ずご記入ください。
※会員・非会員・学生の種別を記入されない場合は、非会員扱いとさせていただきます。
申込先:
お問合せ先
〒169-0073 東京都新宿区百人町 1-20-3 バラードハイム 703
TEL(03)5337-8717 FAX(03)5337-8718
メールアドレス: office@spstj.jp
プログラム:
11:00〜12:00 | 「新型コロナウイルス感染症を含めた感染症別の特性とその対策」 |
国立感染症研究所 実地疫学研究センター 第2室(実地疫学分析室) 八幡 裕一郎氏
感染症は病原体の特性により感染源・感染経路が異なるとともに、体内での反応するメカニズムも様々である。感染症対策は病原体の特性に応じて対策することが必要である。これは食品媒介感染症対策も同様である。本報告では2019年12月に中国湖北省武漢で発生した新興感染症である新型コロナウイルス感染症を含めた代表的ないくつかの感染症の特徴を示し、それぞれについての対策を述べる。 |
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13:00〜14:00 | 「新型コロナウイルスがもたらしたインパクト:海外のパッケージング事業」 |
株式会社パッケージング・ストラテジー・ジャパン 森 泰正氏 新型コロナウイルスはパッケージング産業にも大きなインパクトをもたらした。一方で人類や地球の健康と安全、持続可能性について、人々が真剣に考える契機にもなった。コロナ禍の1年半で変化が加速している海外のパッケージング事情を、参加者の皆さんと共有したい。 |
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14:10〜15:10 | 「人間工学で包装設計に目標を!」 |
千葉大学 工学部人間生活工学研究室 教授 下村 義弘氏 ユーザが包装をうまく使えるかどうかは、包装のデザイン単独で考えることはできない。 人間と包装やそれらをとりまく環境を、一体化したシステムとしてみなす必要がある。そのシステムのパフォーマンスを高めるために、本講演では人間そのものの特性と、筋電図などの客観的な評価方法を紹介したい。 |
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15:20〜16:20 | 「GDPガイドライン概要と包装技術を用いた偽造医薬品対策」 |
日本通運株式会社 医薬品事業部 松本 欣也氏 GDPガイドラインは2018年に事務連絡として発出されたが、作成途中でC型肝炎治療薬の偽造品流通事案が発生し、その対策に関する通知、事務連絡が発出され、本ガイドラインや封緘等の包装技術にもその考え方が反映された。今回は本ガイドラインの概要説明と偽造医薬品の現状及び包装技術を用いた偽造医薬品対策について説明する。 |
※シンポジウムの詳細につきましたては、日本包装学会ホームページ(http://www.spstj.jp/)をご覧下さい。
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