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第60回シンポジウム

包装分野における新たなトレンドと技術革新の動向
新しく有効な技術情報は、さまざまな検討の場面で革新の契機になるかと思います。今回は包装分野の重要項目であります、「樹脂」「成形加工」「物流」「ユニバーサルデザイン」「印刷」の各分野のトレンド・技術動向として、下記内容のご講演を頂きます。本講演が参加者の皆様方の業務・事業・製品の更なる展開のヒントとしてお役立て頂けることを願っております。
担当幹事:奥野隆史(花王)、島村悦夫(凸版印刷)、中村充利(旭化成ケミカルズ)

日時 :平成25年2月25日(月) 9:50〜16:40
主催 :日本包装学会
協賛 :(社)日本包装技術協会
後援 :日本食品包装協会、軟包装衛生協議会、日本接着学会、日本食品科学工学会
会場:きゅりあん 6F 大会議室 (東京都品川区東大井5-18-1(JR大井町駅前) →地図を表示
〒140-0011 東京都品川区東大井5-18-11(JR大井町駅前)  電話: 03 (5479) 4100

プログラム:

9:50〜10:50 「生分解性ガスバリア樹脂Kuredux®の特性と用途展開」
クレハ PGA研究所  尾澤 紀生 氏
Kuredux®(ポリグリコール酸樹脂)はクレハが独自の技術により世界で初めて大量生産に成功した生分解性樹脂である。Kuredu®は生分解性に加え、高いガスバリア性、高強度、耐摩耗性等の特性を持ち、現在、様々な用途での開発が進められている。本講演では、Kuredux®樹脂の特性、および用途展開について、最近の生分解樹脂、ガスバリア材料の動向を交えながら紹介する。
11:00〜12:10 「革新的なボトル成形技術「ROLL N BLOW」と最新充填技術について」
 
セラック・ジャパン  Gwénaël Sebillot(グウェナエル・セビロ) 氏
重量式ロータリー充填機のパイオニアである仏国セラック社がプラスチックボトルの最新技術、仏国アガミ社のボトル熱成形機 Roll N Blowを紹介します。Roll N Blowはロール状プラスチックシートを管状にし、縦方向にボトルを熱成形していく革新的且つ経済的技術。セラックの液体充填技術と併せて紹介する。
13:10〜14:10 「ネット通販ビジネスにおけるECサイトのソーシャル化と包装について」
 
NEXDG  代表取締役社長 青 浩司 氏
市場規模が8.4兆円に達して通販市場で大きなトレンド変化が起きている。ネットの高速化、低廉化、定額化やスマホやタブレットといった新デバイスの登場、SNSといった新しいメディアの台頭により、これまでと違う流通モデルが登場している。本講ではこれらの市場変化、外部環境を概観し、包装が担う役割を報告する。
14:20〜15:30 「人にやさしいものづくりのトレンドと今後の課題」
 
一般社団法人 人間生活工学研究センター事務局長  畠中 順子 氏
ユニバーサルデザインを始めとする「人にやさしいこと(人間生活親和性)」は、各製品分野で、重要な品質として位置づけられ、取り組まれるようになってきた。この講演では、人にやさしいものづくりに必要な基本的な技術(人間生活工学)とともに、最近の各業界の取り組み事例や海外人体データなどを紹介する。
15:40〜16:40 「ブランドオーナーの想いをカタチに。デジタル印刷を活用したパッケージイノベーション
〜国内外の最新事例に学ぶ新型ビジネスモデルとは〜」
 
日本ヒューレット・パッカード梶@デジタルプレスビジネス本部 市場開発部
セグメントマーケティングマネージャ  山田 大策 氏
売れるパッケージとは何か?『売り続ける』ための『新しい何か』をどうやって付加し続けるか?従来の印刷方式がネックとなり実現できなかった多品種少量生産への壁を、『無版』印刷技術が打ち破り、その完成度を高めている。あきらめていたアイデアをカタチに変えたその革新的な技術と、国内外に拡がる最新事例を紹介する。