第56回シンポジウム
第56回 −プラスチックへの加飾技術−
景気低迷、政治の混乱、そして大震災など世の中の状況が大きく変化する中、包装の分野では環境対応、合理化といった方向へと加速している。それは、社会的意義をなすものでありながら、個性的な側面を失ったパッケージを生むきっかけとなっており、販売活動における包装の役割である、店頭での訴求性効果を向上させた技術のニーズが注目されはじめている。
今回のシンポジウムでは、包装の中でもプラスチックの分野に注目し、それに付与できる加飾技術や製品の紹介を行い、今後のあり方について考え、議論していきたいと思います。
今回のシンポジウムでは、包装の中でもプラスチックの分野に注目し、それに付与できる加飾技術や製品の紹介を行い、今後のあり方について考え、議論していきたいと思います。
担当幹事: 石原 智幸(吉野工業所)、石川 豊((独)農研機構食品総合研究所)
日時 :平成23年10月4日(火) 9:50〜16:50
主催 :日本包装学会
協賛 :(社)日本包装技術協会
後援 :日本食品包装研究協会、軟包装衛生協議会、日本接着学会、日本食品科学工学会
会場:きゅりあん 6F 大会議室 →地図を表示
〒140-0011 東京都品川区東大井5-18-11(JR大井町駅前) 電話: 03 (5479) 4100
プログラム:
9:50〜11:20 | 「プラスチックへの加飾技術の最近の動向」 |
MTO技術研究所 桝井捷平 氏
「加飾」すなわち対象物に何らかの装飾を施すことは消費者の感性に即した売れる商品を作るための重要な手段であり、現在、最も注目されている成形技術の一つである。本講演では、プラスチックの加飾技術の種類、フィルム貼合・転写加飾等の主要な技術の現状ならびに最近の動向について実例をあげて説明し、今後の展開方向を示す。 |
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11:30〜12:30 | 「プラスチック製品への加飾事例(インモールド成形)」 |
大日本印刷株式会社 包装事業部 亀田克己 氏 プラスチック成型品の加飾方法としてインモールド成形が知られている。あらかじめ意匠性や機能性を付与したラベルを準備し、これを金型内に挿入、成形と同時にラベルとプラスチックを一体化する技術である。本講演では、当社が製造している。「ビューベルカップ」(インモールドカップ)を中心にインモールド成形の事例を紹介する。 |
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13:30〜14:30 | 「プラスチック基材に対応する印刷インキ及び意匠性付与材料」 |
東洋インキ株式会社 コンバーティング技術統括部 技術3部 島田健志郎 氏
プラスチック包材・基材に対する付加価値付与の手段として、印刷による意匠性・機能性付与が挙げられる。印刷方式は、グラビア、フレキソ、SSなど様々な版式があり、その特性を生かした各種インキの設計、その特徴、実用例などについて紹介する。 |
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14:40〜15:40 | 「UVフレキソ印刷の最新技術 −なぜ今UVフレキソ印刷か?−」 |
株式会社 T&K TOKA 開発部 福丸隆志 氏 本講演では、UVフレキソ印刷の最新技術について、以下の構成で紹介する。1.フレキソ印刷について、2.UVフレキソ印刷のメリットについて、3.最新のUVフレキソ印刷機について(進化したICテクノロジー)、4.UVフレキソインキについて(メリットとデメリット)、5.UV印刷における臭気とその対策 |
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15:50〜16:50 | 「UVオンディマンド印刷の最新技術について」 |
株式会社ミマキエンジニアリング 国内営業部長 羽場康博 氏
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