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第87回シンポジウムのご案内

「循環型社会の実現に向けて-包装技術の現状と最新情報-」

プラスチック資源循環を一層促進する重要性が高まっている情勢の中、2022年4月には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されました。これまで以上にプラスチック使用製品の設計から廃棄物処理に至るまでのライフサイクル全般でより高い目標と行動が求められています。循環型社会の実現に向け、容器・包装においてこれまでもリデュース、リユース、リサイクルを実行しており、更に、再生材料・バイオ素材の活用がより強く求められます。今回のシンポジウムでは、新法の内容を分かりやすく解説いただき、あらためて3R+Renewableにおける最新情報についてご講演いただきます。

担当幹事:高木雅広(エクサーチ)、上田有孝(旭化成) 、下村充(王子コンテナー)、児玉大輔・森若博文(花王)

主催 :日本包装学会
協賛 : (公社)日本包装技術協会
後援 :(一社)日本食品包装協会、軟包装衛生協議会、(一社)日本接着学会、(公社)日本食品科学工学会
開催日:2023年2月21日(火)10:00〜16:20
会場:きゅりあん 6F 大会議室
東京都品川区東大井5-18-1(JR大井町駅前) TEL:03-5479-4100

交通のごあんない :

JR・東急・りんかい線 大井町駅下車
駐車場がありませんので車でのご来場はご遠慮願います。



参加費:

維持会員15,000円、企業に属する個人会員12,000円、その他の個人会員及び学校・公的機関の会員7,000円、エキスパート会員2,000円、学生2,000円、非会員20,000円をお振込みください。


定 員:90名


振込先:

銀行名=みずほ銀行兜町支店
口座名=日本包装学会、普通 No. 1491899

※参加料の払い戻しはいたしません。代理の方の出席は差し支えありません。
※参加申込みの方には参加証を送付致しますので、当日受付にご提出下さい。
※会員・非会員・学生の種別を記入されない場合は、非会員扱いとさせていただきます。


申込先:

申込締切2023年2月14日(火) 先着順にて締切
HP申込みの方は下ボタンをクリックして申し込みください。
お問合せ先
日本包装学会 「第87回シンポジウム」 係
〒169-0073 東京都新宿区百人町 1-20-3 バラードハイム 703
TEL(03)5337-8717 FAX(03)5337-8718
メールアドレス: office@spstj.jp

プログラム:

10:00〜11:00  「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の概要とその役割について
環境省 環境再生・資源循環局 総務課リサイクル推進室 室長 水谷努 氏
2022年4月、プラスチック資源循環法が施行された。この法律は、設計・製造から廃棄物の処理に至る、プラスチックのライフサイクル全般において、事業者・消費者・国・地方公共団体などすべての主体による3R+Renewableの取組を促進する、包装分野に大きな影響・転換を及ぼすもの。本法律の概要や各主体に求められる役割について解説する。
11:05〜12:05 「容器包装3R推進のための自主行動計画2025及びフォローアップ報告(2021年度実績)」
3R推進団体連絡会 幹事長/紙製容器包装リサイクル推進協議会
専務理事・事務局長 川村節也 氏
容器包装の3R推進に係る八団体(ガラスびん・PETボトル・紙製容器包装・プラスチック容器包装・スチール缶・アルミ缶・飲料用紙容器・段ボール)により2005年12月に「3R推進団体連絡会」を結成。第4次となる自主行動計画2025(2021〜2025年度)を推進し経団連とともにフォローアップした内容を報告する。
13:10〜14:10  「高性能な生分解性バイオマスプラスチックの創製と環境分解性評価」

東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻高分子材料学研究室
教授 岩田忠久 氏

生分解性脂肪族ポリエステル、高分子多糖類エステル誘導体などを用いた高性能な実部材への成形加工技術の開発、大型放射光を用いた構造と物性との相関解明、分解酵素を用いた生分解性速度の制御機構の解明、生分解開始スイッチ機能の付与、海洋分解性評価など、一連の生分解性バイオマスプラスチックに関する当研究室の研究成果を紹介する。

14:15〜15:15 「リサイクル・リユースの課題と展望。捨てるという概念を捨てよう」

テラサイクル アジア太平洋統括責任者 エリック・カワバタ 氏

日本では、年間940万トンのプラスチックが廃棄されている。一人当たりでは37kgとなり、世界第2位と言われている。テラサイクルは「捨てるという概念を捨てよう」をミッションに掲げ、リサイクルからリユースまであらゆる分野で世界初のソリューションを開発し、現代の複雑化する廃棄物問題に取り組んでいる。

15:20〜16:20 「ポリオレフィンリサイクルの取り組みと包装材への応用」

ロッテケミカル株式会社 金善美 氏

グローバル的にプラスチック問題に関わった各国の政府および企業の活動は増えつつあり、その内容も具体化されていく。今回、弊社で展開したメカニカル及びケミカルリサイクルポリオレフィンの事業と製品の紹介を含めて、社内で構築した循環型リサイクルシステムの事例紹介を行い、廃プラスチックの再資源化の可能性を広げる。

※シンポジウムの詳細については、日本包装学会ホームページ(http://www.spstj.jp/event/shinpo/index.html)をご覧下さい。
※本シンポジウムの個人情報の取り扱いについては、日本包装学会が定める個人情報保護方針に沿って適切に管理いたします。当学会HP(http://www.spstj.jp/privacy.html)「個人情報の保護について」をご覧ください。ご登録頂いた個人情報は本イベントの運営管理、次回開催(シンポジウム、年次大会)のご案内に使用させていただきます。