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第77回シンポジウムのご案内

「安心安全な医薬品包装の実現−封かんへのアプローチと包装設計−」

近年、日本国内での偽造医薬品の流通が報道されるなど、医薬品の安全性について関心が寄せられている。さらに、偽造品流通防止に関する検討会において、偽造品流通の再発防止の観点から議論がなされてきた。そういった流れの中で、販売包装単位に施した「封」の実態等調査が行われるなど、「封」について見直しが行われることが、確実視されている。本シンポジウムでは、安全安心な医薬品を実現する為の包装について、議論を深めていきたい。

担当幹事:千田 隆行(第一三共)、前島 義則(武州製薬)、岡本 大(藤森工業)
主催 :日本包装学会
協賛 : (公社)日本包装技術協会
後援 (一社)日本食品包装協会、軟包装衛生協議会、(一社)日本接着学会、(公社)日本食品科学工学会
開催日:平成30年11月16日(金) 10:00〜16:30
会場:きゅりあん 6F 大会議室
東京都品川区東大井5-18-1(JR大井町駅前) TEL:03-5479-4100

交通のごあんない :

JR・東急・りんかい線 大井町駅下車
駐車場がありませんので車でのご来場はご遠慮願います。

参加費:

維持会員15,000円(注1)、企業に属する個人会員12,000円、その他の個人会員及び学校・公的機関の会員7,000円、エキスパート会員 2,000円、学生2,000円、非会員20,000円(注2)をお振り込み下さい。

(注1)企業会員で1社2名以上申込まれた場合は、更に1名が無料になります。4名以上の場合は  1名につき10,000円の追加で参加できます。
(注2)申込み時に会員登録(年会費8,000円)をしていただければ、個人会員として参加できます。


定 員:90名


振込先:

銀行名=みずほ銀行兜町支店
口座名=日本包装学会、普通 No. 1491899

※参加料の払い戻しはいたしません。代理の方の出席は差し支えありません。
※参加申込みの方には参加証を送付致しますので、当日受付にご提出下さい。
※会員・非会員・学生の種別を記入されない場合は、非会員扱いとさせていただきます。

申込先:

申込締切:平成30年11月5日(月) 先着順にて締切
HP申込みの方は下ボタンをクリックして申し込みください。
お問合せ先
日本包装学会 「第77回シンポジウム」 係
〒169-0073 東京都新宿区百人町 1-20-3 バラードハイム 703
TEL(03)5337-8717 FAX(03)5337-8718
メールアドレス: office@spstj.jp

プログラム:

10:00〜11:00 「医薬品包装での「開封防止ラベル、テープ等」について」 
株式会社 タカラ 東京メディカル推進部
部長 伊丹 一海 氏
ラベルで安心・安全をご提供します。
平成30年8月1日「医薬品の封の取扱い等について」ということで、封の見直しが謳われています。タカラは長年培ってきた粘着加工技術と印刷技術を最大限に活用した製品開発を行っています。消費者に安心、安全をご提供するという観点から、他社に先駆けてセキュリティー包装に取り組んできました。今回、微力ながらラベル、テープを用いたセキュリティー包装をご提案したいと思います。
11:10〜12:10 「医薬品包装および表記における人間工学的デザインの探求」
東京都立産業技術高等専門学校
教授 三林 洋介 氏
セルフメディケーションの実践においては、医薬品服用者自らが医薬品包装および表記情報に基づいて適切な判断と適正な使用をすることが求められる。さらに医薬品の安全安心な使用には、包装技術と表記情報の果たす役割が極めて大きい。そこで本件については人間工学的デザイン思考で探求する。
13:10〜14:10 「医療安全をデザインで実現するパッケージについて」
株式会社プラグ
代表取締役副社長 経営企画室長 坂元 英樹 氏
年々増加し続けるヒヤリハットを受けて、医療現場では安全性重視の医薬品を採用する流れになっています。弊社が得意とする「デザインシンキング」を活用しながら、現場の方々が使いやすい・間違えにくいデザインへと改良するアプローチをシリンジの実例を交えてご紹介さていただきます。
14:20〜15:20 「ジェネリック医薬品企業としての包装技術・包装設計」

沢井製薬株式会社 
生産統括部 包装技術グループ 結城 健 氏

医薬品包装の目的は、患者さんが医薬品をご使用頂くまで品質と価値を維持することである。近年では社会環境の変化による新しいニーズに応えるために付加価値包装の重要性も高まってきている。本演題では、弊社製品における包装事例を基に、弊社が考えるジェネリック医薬品の包装設計における付加価値仕様について報告する。
15:30〜16:30 「紙のデメリットをメリットに −改ざん防止機能付きパッケージへの取り組み−」

富山スガキ株式会社 企画制作部
設計開発課 課長 医薬情報室 室長 跡治 立多 氏

紙の箱はコストを抑えながら自由な設計・デザインが可能な反面、ミシン目などに対し想定外の力が加わると、変形や破れ、剥離などが避けられないというデメリットがある。そのデメリットをうまく利用しながら、改ざん防止と同時に医療現場や医薬品卸の作業性を高めることも目的とした、安全安心な医薬品包装をご提案したい。