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第70回シンポジウム

「食品ロスと包装設計〜現状を見つめ直す〜」

食品ロス問題は、今もなお世界的な課題として各国がその削減に向けて活動を進めています。 一方、包装業界では、食品容器包装の機能性を向上させることによって、内容物の鮮度や賞味期限を延長し食品ロス削減に貢献してきました。本シンポジウムでは、食品ロスの問題を再度提起し、その包装設計を見つめ直す機会になるような情報についてご講演をいただきます。

担当幹事:石原 智幸(吉野工業所)、北澤 裕明(農研機構食品総合研究所)、森 哲志(森永乳業) 
主催 :日本包装学会
協賛 : (公社)日本包装技術協会
後援 :(一社)日本食品包装協会、軟包装衛生協議会、(一社)日本接着学会、(公社)日本食品科学工学会
開催日:2016年6月7日(火) 10:00〜16:20
会場:きゅりあん 6F 大会議室 (東京都品川区東大井5-18-1(JR大井町駅前) →地図を表示
〒140-0011 東京都品川区東大井5-18-11(JR大井町駅前)  電話: 03 (5479) 4100

交通のごあんない :

JR・東急・りんかい線 大井町駅下車
駐車場がありませんので車でのご来場はご遠慮願います。

参加費:

維持会員15,000円(注1)、企業に属する個人会員12,000円、その他の個人会員及び学校・公的機関の会員7,000円、エキスパート会員 2,000円、学生2,000円、非会員20,000円(注2)をお振り込み下さい。

(注1)企業会員で1社2名以上申込まれた場合は、更に1名が無料になります。4名以上の場合は  1名につき10,000円の追加で参加できます。
(注2)申込み時に会員登録(年会費8,000円)をしていただければ、個人会員として参加できます。


定 員:100名


振込先:

銀行名=みずほ銀行兜町支店
口座名=日本包装学会、普通 No. 1491899

※参加料の払い戻しはいたしません。代理の方の出席は差し支えありません。
※参加申込みの方には参加証を送付致しますので、当日受付にご提出下さい。
※会員・非会員・学生の種別を記入されない場合は、非会員扱いとさせていただきます。

申込先:

申込締切:平成28年5月27日(金) 先着順にて締切
HP申込みの方は下ボタンをクリックして申し込みください。
お問合せ先
日本包装学会 「第70回シンポジウム」 係
〒169-0073 東京都新宿区百人町 1-20-3 バラードハイム 703
TEL(03)5337-8717 FAX(03)5337-8718
メールアドレス:office@spstj.jp

プログラム:

10:00〜11:00 「食品ロスの削減に向けて」
農林水産省 食料産業局 バイオマス循環資源課 食品産業環境対策室
室長 河合 亮子 氏
我が国では、本来食べられるのに廃棄されている「食品ロス」が年間642万トン発生している。「もったいない」という言葉の発祥地である我が国として、食品ロス削減に向けたフードチェーン全体での取組、容器包装の貢献等について御紹介する。
11:10〜12:20 「フードチエーンにおける食品ロス削減と利害関係者の役割」
 -食料・資源・エネルギー・環境・廃棄物問題への挑戦-
田中技術士事務所 代表
田中 好雄 氏
食品ロスを減らすためには関係する利害関係者が協力してゆくことが前提である。事業者は広い視野に立った商品開発、流通、販売の実行と企業の社会的責任、法令順守を常に念頭に置いた活動が必要であり、政府・行政機関は公正・迅速な対応、情報の発信、グローバルな立場での政策の実行、生活者は食育の必要性、無駄を排除する習慣を身に付け、鮮度重視ではなく賢い判断力の醸成をしてゆく、そして技術士の様な専門家は、科学的根拠に基づいた解り易い解説、技術協力をしてゆくことが必要である。
13:30〜14:50 「ロングライフチルド食品の現状と方向性」
城取フードサービス研究所 代表取締役
城取 博幸 氏
1.ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアの「チルド商品」の最新情報 2.アジアのスーパーマーケット、コンビニの現状 3.日本のチルド食品の現状と課題 4.「LLC(ロングライフ・チルド)」の新時代
15:00〜16:20 「青果物の品質保持に求められる要件とそれを考慮した包装設計」
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 主任研究員
北澤 裕明 氏
青果物は、収穫後も「生きて」おり、その品質は時々刻々と変化する。そのため、青果物の品質を守るための包装設計においては、工業製品を対象とするものとは異なる理論やノウハウが必要となる。本講演では、それらを踏まえた包装設計のあり方について解説するとともに幾つかの事例を紹介する。