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第80回シンポジウムのご案内

「使用しやすい医薬品包装の実現に向けたアプローチ」

日本は高齢者時代を迎え、患者さんや医療従事者にとって使用しやすいパッケージの実現がいっそう強く求められてきています。ユニバーサルデザインやバリアフリー各企業の取り組みについて、実際にくすりを取り扱う医療従事者、患者さん目線から視認性・識別性・取扱い易さについて検討した事例を紹介します。また、最新情報技術についても紹介します。本シンポジウムでは使用しやすい包装の実現に向けたアプローチについて、議論を深めていきます。

担当幹事:千田 隆行(第一三共)、前島 義則(武州製薬)、岡本 大(藤森工業)、千田 詠介(アイデックス)
主催 :日本包装学会
協賛 : (公社)日本包装技術協会
後援 (一社)日本食品包装協会、軟包装衛生協議会、(一社)日本接着学会、(公社)日本食品科学工学会
開催日:2019年11月21日(木) 10:00〜16:40
会場:きゅりあん 6F 大会議室
東京都品川区東大井5-18-1(JR大井町駅前) TEL:03-5479-4100

交通のごあんない :

JR・東急・りんかい線 大井町駅下車
駐車場がありませんので車でのご来場はご遠慮願います。

参加費:

維持会員15,000円(注1)、企業に属する個人会員12,000円、その他の個人会員及び学校・公的機関の会員7,000円、エキスパート会員 2,000円、学生2,000円、非会員20,000円(注2)をお振り込み下さい。

(注1)企業会員で1社2名以上申込まれた場合は、更に1名が無料になります。4名以上の場合は  1名につき10,000円の追加で参加できます。
(注2)申込み時に会員登録(年会費8,000円)をしていただければ、個人会員として参加できます。


定 員:90名


振込先:

銀行名=みずほ銀行兜町支店
口座名=日本包装学会、普通 No. 1491899

※参加料の払い戻しはいたしません。代理の方の出席は差し支えありません。
※参加申込みの方には参加証を送付致しますので、当日受付にご提出下さい。
※会員・非会員・学生の種別を記入されない場合は、非会員扱いとさせていただきます。

申込先:

開催終了しました。
お問合せ先
日本包装学会 「第80回シンポジウム」 係
〒169-0073 東京都新宿区百人町 1-20-3 バラードハイム 703
TEL(03)5337-8717 FAX(03)5337-8718
メールアドレス: office@spstj.jp

プログラム:

10:00〜11:10 「医薬品個装ケース短側面における識別性研究」 
東京理科大学 薬学部
教授 上村 直樹 氏
ジェネリック医薬品の普及により薬局では備蓄品目数が多くなり、調剤台の引き出しに個装ケースごと縦に収納している。よって引き出しからの取り揃え業務は個装ケース短側面からの情報で識別することになる。個装ケース全体のイメージと短側面のデザインの関連性を識別性の観点から実験を通して明らかにした。
11:20〜12:20 「包装技術を活用した医療医薬分野への新しいアプローチ」
凸版印刷株式会社 生活・産業事業部 ビジネスイノベーションセンター
開発本部 第四開発部 課長 川崎 実 氏
医薬包材として使用されるプラスティック製容器はボトル、チューブ、パウチ等が一般的だが、それぞれ長所・短所がある。この度当社では、パウチでもチューブでもない、両者の利点を有した「チューブなパウチ」を開発したので、その特徴と今後の開発の方向性について報告する。
13:20〜14:20 「PTPアルミピローの易開封技術」
株式会社シロキ ライフ&マーケティング営業部
リーダー 梶川 孝洋 氏

PTPアルミピローが開封しづらいことによって、調剤現場では作業性の低下と大きなストレスを抱えております。様々な易開封技術がありますが、採用事例はまだまだ少ないのが現状です。実際に現場で採用されている易開封技術の調査結果と、私たちの提案する易開封技術の活用で開封性がどれほど向上するのかを紹介する。

14:30〜15:30 「患者さんに配慮した医薬品の表示・デザイン及び包装の工夫について」

東和薬品株式会社 製剤技術本部 製剤企画部 包装技術課
課長 小野田  洋 氏

医療用医薬品は薬剤師の方々はもちろん患者さんやご家族等、様々な方が扱われるため、包装には使われる方にあわせた工夫が求められる。本シンポジウムでは、当社における視認性・識別性・患者さんの気持ちに配慮したPTPデザイン開発事例及びPTPからの取り出し性に配慮したパッケージ開発事例等を紹介する。

15:40〜16:40 「PTPアルミ箔の最新状況」

東洋アルミニウム株式会社 群馬製造所 生産技術課
課長 菅野  圭一 氏

1960年頃に欧州で開発され、間もなく日本国内で普及したPTPは、約半世紀の間、ほぼその姿を変えず、現在もその包装形態は医薬品包装の主流となっている。近年、包装設備の高速化、デザインの多様化、安全性機能要求の高度化等の新しいニーズと共にその形を変えつつある。本講演ではPTPアルミ箔の最新技術の動向について紹介する。