ホーム > 催物案内 > 第21回 年次大会

第21回 年次大会

会場

東京大学 農学部 弥生講堂

開催日

2012年7月4日(水)、5日(木)

第21回 年次大会開催にあたって

年次大会運営委員長 牧 伸行

 日本包装学会は、第21回年次大会を2012年7月4日(水)、5日(木)の2日間、東京大学 弥生講堂(東京都文京区)において開催いたします。

 包装は、食品をはじめとする様々な物品を、消費者のもとへ最良の状態で届けるための必要不可欠な役割を担っています。 件の大震災においては、包装の持つ社会的な貢献、影響、そして責任について、私達はあらためて考えさせられたのではないでしょうか。

また昨今では、消費者の価値観やライフスタイルの変化にあわせて、包装の多様化、高機能化、そして合理化の傾向がますます加速しています。 さらには、地球温暖化、グリーンハウスガスに代表される環境問題への取組みや、グローバリゼーションの進行に対応した各国規制への対応など、包装が取組むべき課題と関心は一段と高まっています。 当学会でも、第20回年次大会(京都大会)では、韓国、中国、マレーシアより研究者を招き、包装の規制に焦点を絞った国際包装セミナーを同時開催し、盛況のうちに大会を終えることができました。

第21回年次大会は、2年ぶりに東京大学において開催いたします。 「材料」、「装置」、「加工」、「包装」、「環境・安全」等のセッションにおける口頭発表、ポスター発表に加え、興味あるトピックスをお伝えするための招待講演も計画しております。 包装の各分野で活躍されている研究者、開発者の皆様が、日頃の研究成果を発表し、活発な議論を通じて互いに切磋琢磨することで、非常に有意義な大会になるものと確信しております。

高機能化、多様化する包装への様々な要求に応え、包装産業をさらに発展させるためには、包装材料の設計、各種加工、物性評価、輸送、リサイクル等々、多岐分野に渡る学問と技術を結集して対処する必要があります。 大会運営委員一同、参加していただく皆様方の今後の研究開発と、世界に誇る日本の包装学、包装産業の発展に対して貢献できる大会とすべく、万全の準備を整えて参る所存であります。 つきましては、幅広い分野から、より多くの方々のご参加を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。



→過去の年次大会